常識外れの機会を掴む。
むしろ、常識外れの機会をつかんで成功した人の方が少ない。
たいていは、わりとありふれた機会を利用して経済的成功を収めてますよ。自分の本当の目標や夢が何であるか考え、発見する。
そんな自己啓発セミナーで言われそうなことは、一笑に付す人がほとんどです。
「目標に本当もウソもあるかい!くだらねーこと考えてねーで、さっさとやれ!」とか言うような、泥臭くてシビアなリアリストが多いです。楽観的で肯定的で思想家。
彼らは、自分の利害に関することに関しては、ものすごく真剣に真実を見極めようとするので、安易に楽観論を唱えたり安易に肯定的になったりはしません。もちろん、安易に悲観的or否定的になったりもしません。ひたすら「ほんとうのところはどうなのか?」を見極めようとします。
まあ、饒舌で、思想っぽいものは語りたがるし、話も面白いけど、「思想家」ってのとはちょっと違う。高い整合性を持ち、常に真実を話す。
ものすごく説得力のあるトークをする人が多いし、その場では、整合性があり、真実を語ってるように思えるのだけど、あとから、よくよく考えてみると、いろいろ矛盾していたり、間違ってたりします。
彼らを見て「高い整合性を持ち、常に真実を話す。」と思ってしまうのは、頭のヌルい人や、その場の空気に流されやすい人だけです。目標を達成するために詳細な行動計画をたてる。
「詳細な行動計画」とは違うんだなー。
彼らは、いちばんキモとなる部分だけ、徹底的に詰めますが、走り出してみないと分からない部分については、詳細を詰めるよりも、スピードや勢いを重視する。常に知識の追求をする。
彼らのほとんどは、忙しくて、あんまり本を読んでる時間がない。
ただ、ミーティングの時とか、レベルの高い人材を相手に本質をついた質問をしまくって、一番重要な情報を濃縮して引き出す。そういうミーティングを毎日やるので、ものすごい濃い情報を大量に保有している。生活の中で常に練習をする。成功するまでじっと辛抱する。
彼らは、「練習」はあんまりしないっすよ。
彼らはいきなり「本番」をやりまくるんです。
で、本番を繰り返しているうちに、ものすごい速度で成長する。辛抱するかどうかは、状況判断。待った方が成功の期待値が高ければそうするし、そうでなければ、さっさと諦める。そこを見極めるのに、彼らは心血を注ぐ。
優先事項を定め、一番重要なことに常に焦点をあて集中し続ける。
こりゃ、単に「有能な人」の条件。
有能な人のほとんどは「成功者」にはならないですよ。創造的で想像力豊か。
これは、概ね、そう。
だけど、創造的で想像力豊かな人間のほとんどは、成功者にはなってないんですよね。明確なコミュニケーション能力を持っている。
これも、単に有能な人の条件。
ソリューションを模索できる。
これも、単に有能な人の条件。
自分自身が成功しているヴィジョンが明確に描けている。
ヴィジョンは描けてるけど、結果を見ると、たいてい、そのヴィジョン通りにはなってないですよ。
むしろ、現実には、「ヴィジョンを描くけど、描いたヴィジョン以外の方法で成功する」というのが、実際の成功者によく見られる特徴。文句を言わない。弱音を吐かない。
これも、単に有能な人の特徴。
他人を非難するのではなく、自らその行動に責任を取る。
ウソつけーーーーー!
社内政治ゲームでの責任のなすりつけあいは凄まじいですよ。
失敗の責任を他人になすりつけて生き残った人間が、最終的に成功者になることなんて、いくらでもある。
役員間の政治ゲームが具体的にどのように行われるかは、この記事の「役員間の政治力学」という章に書きました。野心的であり、効率的である。
「野心」の定義によるけど、
自分で企画を立ち上げ新規ビジネスを切り開いていくオフェンスが得意なタイプと、社内での既得権益を着実に固めていくディフェンスタイプがいて、どちらも成功者になることはありますよ。
効率的は効率的かな。自らが人生で望むものについて非常に明白。
そうでもない。
彼らも悩んだり迷ったりすることはある。常に働く。
これも、単に有能な人の特徴。
生涯学習。
これも、単に有能な人の特徴。
甘い汁を信じていない。求めていない。
信じてるし、求めてますよ。
むしろ、いかに甘い汁を見つけ出し、それを自社や自分個人のものにするかに、心血を注ぐ人が多い。不可能をあえて行う。
行わないです。
彼らは、自分なりに情報収集し、十分に実現可能だという感覚を持っていることしかやりません。
ただし、見識も洞察力もない頭のヌルい人から見ると、「彼らが不可能をあえて行っている」かのように見えることがよくあるようです。適応性と変化を受け入れる準備がすでにできている。
これも、単に有能な人の特徴。
物理的に適合している。
意味不明。
怠惰と無気力さを放棄する。
成功者に限らない。
自分のためにハードルを高く設定している。
そうとは限らない。
ことわざや、言葉の力を信じている。
デタラメこくな。まるっきりウソ。
物事の予定を完了している状態から逆算する。
これも、単に有能な人の特徴。
人に伝える練習をしている。
してねえ。
人に効果的に伝わるように工夫することには熱心だけど、練習はしない。親切で他人に寛大。
ウソこけーーーーーー!
ちょーうそ。充実した人生を送ろうと意識している。
いや、そんな人、成功者に限らず、たくさんいるでしょ。
課題や問題に直面するのが大好き。
ウソウソ。
できるだけ、何の問題も起きないのが、一番うれしい。
彼らは、毎日の山のような問題にうんざりしている。
問題に時間を奪われて、やってみたいことがやれなくなるのがすごくイヤ。時間の価値を知っている。
そりゃ、単に無能でない人の特徴。
その道の先輩や、年長者を尊重している。
そんなことはない。
是々非々で見極める。他人を助ける。
余裕のあるときだけね。
あと、助けるのに、あまりコストがかからないときだけね。
もしくは、助けることで、社内や顧客先での自分の印象がよくなるなど、なんらかのメリットがあるときだけ。他人になるべく頼らず、自分で学び、解決しようとする。
まったく逆。
他人を利用できるときは、積極的に他人を使う。
他人を使えないヤツは、有能でも成功確率は低くなりがち。謙虚であり、自然に従順。
逆。すげー傲慢なヤツが多い。
自然に逆らいまくるやつもいる。自分に見合った家に住んだり格好をしている。背伸びをすることがない。
人による。
分不相応な暮らしをしてしまう人もいたりする。早起き。
朝寝坊、夜型の成功者もけっこういますよ。
瞑想をする。
しねーーーーーよ!
それ、ドコ情報よ?自分の信仰しているものに対して定期的に祈る。
祈らねーーーー!
アホか。日々の習慣に気をつける。常に最適化。
そうでもない人も多い。
問題を先延ばしすることをしない。
忙しすぎて、必然的に問題の多くが先延ばしにならざるを得ないことが多い。
メンターやコーチの重要性を認識している。
そうでもない人も多い。
人脈を大切にしている。
これも、単に有能な人の特徴。
家庭と仕事の両方のバランスを保っている。
保ってない成功者なんて、たくさんいますわよ、奥さん。
リスクを負うことの重要性を知っている。
単にリスクとメリットを天秤にかけて、割が合うと踏んだらリスクテイクしてるだけ。
組織内の政治を理解している。
これも、単に有能な人の特徴。
自らポジティブになり、自分の周囲にいる人にポジティブなエネルギーを与える。
そりゃ、組織に成果を出させる責任を負っているわけだから、ポジティブなことを言いまくるのは、単なるポジショントーク。
ネガティブなことばっかり言ってたら、部下たちに成果を出させられないじゃん。なんでも笑い飛ばせる勇気と元気。
そうでもない。
つまらないことを気に病んでいたりすることも。何事も体系化されている。
むしろ、過剰に体系化にこだわりすぎない見切りや潔さが、成功者の特徴だと思う。
自分自身を愛し、自分の価値に気づいている。
成功者に限らず、そういう人は多いけど、成功者でこういうタイプは多いかな。
目の前のことをすべて受け止める。
いやー。
無意識のうちに逃避してしまって、それで一時的にビジネスが苦況に陥ることって、けっこうありますよ。
成功者って、そういう、人間くさい失敗を重ねながら、だんだん学習して、成功確率があがってくんです。
引用元: 「成功者に共通する50の考え方」がウソだらけなので、実際の成功者を知ってるオイラが添削してみる。 – fromdusktildawnのチャットコメント.
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