常に新しい情報と環境で生きていくと、時が経つのを速いとは感じないのかな。歳をとっていくと過ぎた人生の時間に対する経験した時間が相対的に短くなるからだと思ってた。むしろまだ思ってる。
米誌『The New Yorker』では、脳による時間の認識について研究している、神経科学者David Eagleman氏の分析を紹介しています。
ヒトの脳は新しい情報を受け取ると、まず、情報を理解しやすい形に整理しなおします。すでになじみのある情報を処理するときは、それほど時間がかからない一方、新しい情報の処理はこれよりも遅くなり、これによって時が長く感じられます。つまり、歳を重ねて新しい情報が少なくなると、時の経つのが速く感じるようになるというわけです。
世の中をより知ると、脳に書き込まれる新しい情報も減り、時間がより速く過ぎているように感じます。子どもの頃の夏休みは永遠に続くかのように感じていたのに、大人になると、ぼんやりしているうちに、あっという間に時が過ぎるというのは、これが原因のようですね。
時が速く過ぎるのは、歳のせいではなく、なじみのある情報が増えるから。つまり、時の流れをもっとゆっくり感じたいなら、新しい情報により多く触れると良さそうです。
コメント