近くにいる人に報酬付きで何かを依頼するスマートフォンアプリZaarly。駅前とかの人ごみで無理難題をあげとけば誰かしらやってくれそう。このツールでわらしべ長者を目指すとか。
Zaarlyは、モバイル専用の逆?Craigslistサービスだ。スターバックスのコーヒーを飲みたくなったら、このアプリを使って、いくら払うという条件を付けて頼む。たとえばすでに地元のスターバックスにいる人がそれを見たら、その人はそのことを返事に書く。彼/彼女が、コーヒーを運んでくれるかもしれない。
球場で野球を見ているとき、誰かにビールを持ってきてほしくなるかもしれない。あるいは空港まで車に乗せてってくれる人を探したいかもしれない。誰かのiPhone用充電器を借りて、お礼にいくらか払いたい、と思っているかもしれない。
Zaarlyには、便利な副次的機能もある。まず、携帯の位置機能を使って、近くにいるほかのユーザを見つける。OKした相手と匿名の電話番号(Twilioが使われる)で話せる。終わったあとに、やはり匿名でテキストのやりとりができる。お互いを評価する機能も、近く加わる。
協同ファウンダのBo Fishbackによれば、このアイデアは飛行機に乗っているときに思いついた。身長が6フィート8インチの彼にとって、エコノミークラスの席はつらいことが多い。そこで飛行機に乗ったときは、前席のないエグジット・ロウ(exit row, 非常口席)の人に、50ドルあげるから席を替わってくれないか、と頼むことがよくある。“100%の確率で席を替わってもらえる。お金を受け取らない人もいる。”
Zaarlyを使うと、そういうことをもっと簡単にできる、と彼は言う。
数日後に、SXSWで立ち上げるらしい(そのときは、本誌も取り上げよう)。今登録すると、立ち上げ時の通知をもらえる。
Zaarlyは、成功するだろうか? ユーザの密度が濃くてネットワーク効果が働くなら、イエスだ。SXSWのようなビッグイベントで立ち上げるのは、良い作戦だ。新しいものに飛びつく人も、多いしね。Fishbackのイメージでは、最終的には、Zaarlyのサイトには常時、”求人”情報がたくさんあるようになる。“Zaarlyを開くと300万人もの人が、何かの仕事をしてくれる人を求めているだろう”と彼は言う。中には、1日にそんな仕事を10もこなして、そこそこのお金を稼ぐ人もいるだろう。
引用元: モバイルユーザ(ほぼ)全員を臨時便利屋とそのお客にしてしまうZaarly?今スーパーにいる人,ビールを買ってきて.
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