報道と現実とその間。

オサマ・ビンラディンが殺害されたことにたいして、
アメリカ大喜びというニュースが流れています。
んで、日本にいる人にとっては、ニュース以外の情報源がないので、
それが事実だと受け入れてしまうんですよね。

ただ、報道というのは、センセーショナルなものを扱ったほうが、
仕事した感があるので、そういうものを取り上げがちなんですね。

んで、実際はどうなのか?というと、本当のところは
行って、現実を見ないとわからないんですけど、
報道と現実の間に入るメディアというのも
面白いんじゃないかなぁ、、と思っている昨今です。

オサマ・ビンラディンのニュースが流れた当日の夜は、
ワシントンDCのホワイトハウスの前に5000人集まったそうです。

ニコ動の海外担当のジェイムスとかと、スペースシャトルの打ち上げ放送のために、
フロリダに来ていたんですが、そのニュースを見て、
「これは生放送する価値があるんじゃないか?」と深夜の2時に誰かが言い出して、
飛行機のチケットを取ろうとするも満席でした。

「車で1200km走れば行けるんじゃね?」とか狂ったことを誰かが言い出して、
朝の4時から、夕方の17時まで、3人交代で運転して、
フロリダからワシントンDCまでアメリカを縦断したわけです。

現場について、10分遅れで放送というかなりギリギリな感じで、スタートです。
徹夜で1200km走った後なので、スタッフ4人はわりとぼろぼろだったんですが、
なんとか開始出来たわけです。
んで、日没の20時ぐらいまで、生放送をし続けました。

ホワイトハウス前なんですが、思っていたより人が少ないんですよ。
外国人観光客と、修学旅行生と、大勢の人を見に来た人とか、、、(うちらもですが、、)

この時期のワシントンは19:30ぐらいにようやく日没なんですが、日が暮れてから、ようやく「USA! USA!」と言い出す人が出てきた感じで、言い始めたのは、アメリカの旗を配ってたおじちゃんなんですが、彼が居なかったら、みんなが「USA! USA!」とか言い出すことはほとんど無かったような雰囲気でした。

んで、アラーの神を称えているイスラム教徒の人がいたりとか、アメリカ万歳ってわけでもないんですよね。

アメリカは、反アメリカの発言の自由を守ることも含めて、自由の国なわけで、報道で流されているような、一元的な価値観の人ばかりじゃないってのが、伝わるといいんじゃないかなぁ、、と思った次第です。

というわけで、切り取った報道ばかり見ていると、アメリカ中が熱狂してるように見えるかもしれませんが、ホワイトハウス前は、二日目ですっかり沈静していましたよ、、と。

↑のようなまとめの文章だけを見るのが、普通のニュースへの接し方だと思うんですが、まとめの文章は、おいらの視点でしかないわけです。
報道も報道者の視点でしかないように、、、

自分の目で見たほうが、現実に近い情報が得られると思うので、興味のある人は、ホワイトハウス前の垂れ流し放送のタイムシフトでも見てくださいね。。と。

引用元: ひろゆき日記@オープンSNS。.

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