東電、未公開データの存在発表 枝野長官「深刻な事態」

重大なデータほどあとから出てくる。そして時間が経ってから出てきたデータに注目する人は多くない。むしろメディアが大きな記事として扱わない。凶悪犯罪が時間の経過とともに風化していくのと同様に、重大事故も風化していくのか。原発の事故は日本人全体に関わることだから、すべての人が注意するべきだと思うんだが。

 

東京電力は27日、福島第一原発の敷地内で事故直後に実施した放射線のモニタリング(監視)について、一部公開していないデータがあったと発表した。すでに公開した観測時間の間を埋めるデータだという。東電の担当者は「見た限りは値に異常がないが、公開すべきだった」としているが、未公開のままだった経緯は調査中とした。

東電は26日にも、事故直後の1号機原子炉への海水注入を一時中断したというそれまでの説明を訂正。海水注入は継続していたと発表したばかり。

枝野幸男官房長官は27日の記者会見で「こうしたことが繰り返されるようでは、国民から到底信用されない。監督する政府としても責任を痛感せざるを得ない。原発事故と同じぐらい日本の原子力行政全体の深刻な事態と受け止めている」と語った。今後、ほかにも公開していない情報がないかを調査する考えを強調した。

 

引用元: asahi.com(朝日新聞社):東電、未公開データの存在発表 枝野長官「深刻な事態」 – 政治.

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