中部電力は、静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所の5号機を停止させる作業を行い、14日午前10時すぎに発電が止まりました。午後には原子炉の核分裂反応が止まる予定で、浜岡原発のすべての原子炉が停止することになります。中部電力は、菅総理大臣から浜岡原発のすべての原子炉の運転を止めるよう要請されたことを受け、13日、4号機を停止させたのに続き、14日午前1時20分からは5号機の運転停止に向けた作業を始めました。作業では、核分裂反応を止めるため、原子炉への制御棒の挿入などが行われ、発電所の運転状況を監視している名古屋市の中央給電指令所では、9時間近くたった午前10時15分に、5号機の発電量が「0」となりました。5号機では、午後1時ごろに原子炉内の核分裂反応が止まり、運転が停止する予定で、浜岡原発では、廃炉になる1号機と2号機、それに定期検査で停止している3号機と合わせて、すべての原子炉が止まることになります。これに加え、福井県にある関西電力の美浜原発3号機が、定期検査のために14日に運転を停止する予定で、国内の商業用の原発は、地震や津波で運転できないものや定期検査のあとに運転を再開していないものを含めて、全体の3分の2に当たる35基が停止することになります。
引用元: 浜岡原発 5号機の発電を停止 NHKニュース.
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