なるほど、検索できないという意味がわかった。
要するに、例えば「レーシック 失敗例」とかでググると、
一見レーシックの危険性を警鐘を鳴らす否定的なサイトに見せかけて
実は、レーシックの宣伝サイトであって、このようなことに注意して
まっとうなクリニックを選べば大丈夫という風に誘導する気マンマンなのがわかる。
そういうサイトが無数にあって、検索上位を独占させれば、おのずとガチの否定的な意見は下位ページに追いやられて、事実上黙殺されてしまうわけか。
レーシック手術の失敗例がネット上であまり見つからない理由 – 役立つちゃんねる
こんなのが話題になっていましたが、これについて話をしてみましょうか。
まず、「google キーワードツール」
の検索結果からgoogleのキーワード分析ツールを起動してください。
あるキーワードが一ヶ月に何回位検索されているか、adsense広告のクリック単価は幾らくらいか、と言った情報を見ることができます。
キーワードツールによると「レーシック」というキーワードは、月間30万回程検索されているキーワードで、クリック単価は500円位ということがわかります。
「レーシック 失敗」は月間2万回弱検索されているワードで、これまたクリック単価は500円くらいです。adsenseの平均広告単価は数十円位と言われていますから、これは高額キーワードです。
つまり、このキーワードでサイトを作り、広告を貼ると儲かるわけです。
で、広告というものを意識して「レーシック 失敗例」で検索すると面白いことが分かります。
ほとんどのサイトが同じようなクリニックを同じようなランク付けで紹介しているのです。
色々なサイトがあるのに、みんな同じような基準でクリニックを評価しているわけですね。
で、その基準についてですが、適当なASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録して「レーシック」で検索してみると、面白いことが分かります。
レーシック関係の広告を成功報酬の高さで並べたリストと、「レーシック 失敗例」の検索上位サイトのランク付けがほぼ一致するんです。
そして、広告を出してないクリニックの名前はのっていなかったりする。
(ちなみに、報酬は予約一件15000円とかそういう額)
で、検索上位サイトの運営者情報を調べてみるとレーシックとは全く関係のなさそうな会社が運営していたりするわけです。
東海地方の「アフィリエイトサイトの構築」企業が東京のクリニックをプッシュしていたり。
これらの情報から判断するに、このキーワードで検索すると、レーシックの専門家でもなんでもない人が、アフィリエイト報酬の高さで選んだクリニックをお薦めされてしまう恐れが高いわけです。
これってすごく怖いことじゃないですかね?
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