電子書籍を盗め!

フォーブス誌による、Tim O’Reilly へのインタビュー、 Steal This E-Bookが興味深い。そしてティムがカッコイイので訳してみた!

オライリーの電子書籍はPDFで販売、コピペ、印刷OK、DRMなしという、おそらく電子書籍において世界で最前線。けっこう意訳してるので、興味ある人は原文をチェックすること。あまりに訳がアレな部分はコメント欄で指摘してください。

ファイル共有や複製から身を守るDRMを、全ての書籍から撤廃している。DRMを無くしたことで海賊版に不安はあるか?

答えはNOで、まったく気にしない。

例えばある本の販売目標を10,000冊としてみる。そしてDRMを付与した場合、我々は10,000冊を販売してお金を得る。

もしDRMを付与しなければ、100,000冊が(無料で)流通し、それでもやっぱり我々は10,000冊を売り上げる。どっちがよい結果だろうか?

私から見れば、100,000冊が流通した上で10,000冊が売れるほうが、お金を払った人だけに10,000冊が渡り他の誰もが得をしないよりも、よい結果だと考える。

お金を払わない人々は、普通なにがあってもお金を払わないものだ。我々の本にお金を払いたくない人々でも、彼らが世に出て(書籍から得た)知識を何か有意義に使ってくれるならば、お金を払ってくれなくても全然OKと思っている。

私はマーケットの基本原則を信じている。一方で、DRMはユーザー体験を損なう。DRMは人々が我々の製品を購入することを阻害する。

より大きな出版社の場合は? AmazonはDRMを無くすだろうか?

AmazonはKindleでそれ効果的にやっている。私の買った全ての本を家族や友達と共有する為に、Kindleのアカウントの信任状を発行するが、別に大変な作業ではないと思う。

それは小さいスケールの話で、AmazonがDRMを撤廃したら無数の海賊版が生まれるのでは?

私はDRM全体のロジックに欠陥があると考えている。バークレイには沢山のパン屋があるが、毎日大量の新鮮なパンを店の裏のゴミ捨て場に捨ててい る。そしてそのゴミ捨て場からパンを得ている人が数多くいる。しかし保証するが、ゴミ箱を漁ればいいと言われても、そうしない人々のほうが多いのだ。ほと んどのフリーコンテンツの源は、ゴミ箱から集めたパンのようなものだ。(■ここ自信なし rooting throughでゴミ箱由来?■)

貴社のE-Bookの売り上げは、昨年42%も上昇し全体の25%になった。(電子書籍を売る為には)強い紙のブランドが必要だと思うか?

我々は紙としての強いブランドはないが、急成長するオンライン市場を持っているだろう。ところがどっこい, 我々は紙としての強いブランドなしに、紙の売り上げも伸ばしている。(■あまり自信なし■)

ボーダーズ(米国の大手本屋チェーン)は先日に倒産し、B&Nはボーダーズの買収を拒否した。印刷の本は終了するのか?

厳密には終了ではないと思う。思うに、我々は市場の変化を目撃している。最大の試練は印刷の死ではない。本はどのように変化するか、だ。

地図を見てみよう。印刷された地図はほぼなくなり、オンラインの地図が一般になった。このプロセスにおいて、我々が地図に求めるものが変化した。オ ンライン地図は、方向や、最寄りのガソリンスタンド、近所の店を含むようになった。本のフォーマットも変わるだろう、確実に大きく。

貴方はトップ200Twittererで、ティーンのあこがれで、150万フォロワーがいますが?
別に信頼されてるわけじゃない。単にTwitterのお勧めリストに長くいただけです。

しかしフォローされ続けているようです
えぇ、よいコンテンツを届けるように心がけています。基本的には私が面白いと思った事をシェアするようにしています。

以上、ティム・オライリーはマジかっこい。 ただティムの理屈は、現状は漫画とかには当てはまらないだろう。ティーンは電子書籍を買う為の決済がDRM以上の壁になっており、そのうえお金を持ってい ないし。オライリーの顧客は、世界でもっともリテラシーが高く、デジタルコンテンツに金払いのよい層であることは差し引いて考えた方がよいと思う。ただ し、世界は今後確実にこちらの方向にいくと思うし、DRM推進派はそのうち退場すると思う。

引用元: fladdict ? 電子書籍を盗め!.

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