まだまだコンピューターなんて足元にも及びません?どんなに頑張ってみても、世界最先端のコンピューターシミュレーション技術でさえアリの思考レベルでしかないという指摘まで飛び出していましたが、このほどスタンフォード医科大学院の教授らが取り組んでいる研究調査から、さらなる人間の脳のハイレベルな構造が明らかになってきましたよ。世界中の全コンピューターを総合したとしても、1人の人間の脳の中身にすら及ばないんですって!
上の動画は、今回の研究に用いられたアレイトモグラフィーと呼ばれる断層撮影検査からの解析データですが、ネズミの脳の内部をフル3Dで覗いてみて、これまで知られていなかった角度から脳のシナプスの非常に高い完成度が判明。1つ1つのシナプスが、単なるシグナル伝達の接合部位となっているのみならず、単体でも情報生成ならびにデータ保存が行なえる高性能マイクロプロセッサーとしての役割を果たしていることが分かったんですって。
脳内には数え切れないシナプスが存在しており、そのすべてが高度なマイクロプロセッサーとして機能しているとすれば…? 現在、アレイトモグラ フィーを駆使したシナプスの働きのさらなる研究が進められており、さまざまな事象にシナプスがどのような反応を示すかを解明することで、技術的な応用を試みるプロジェクトも立ち上がってきてるんだとか。ボクらはみんな生まれつき凄まじい能力を脳に備えちゃってるってことですかね。
引用元: 世界中の全コンピューターを総合したとしても、1人の人間の脳の中身にすら及ばない…(動画) : ギズモード・ジャパン.
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