パンダのマークでおなじみ世界自然保護基金 WWF が、環境に優しいという新ファイルフォーマット「WWF」を発表しました。WWF は汎用の文書保存フォーマットで、PDFが扱えるソフトウェアなら原則的に利用可能。というより、中身はPDFそのものです。違いは「印刷できない」点。
WWF の解説は、IT技術の普及で文書の多くが電子化されたいまも、習慣から不必要なプリントアウトをしていることが多い。そこで PDF のかわりに WWF を用いることにより無駄な印刷を抑え、ひいては紙の消費削減と森林資源の保全、地球環境の保護につながります、というもの。キャッチコピーは「SAVE AS WWF、SAVE A TREE」。
……「WWF提唱の新文書形式WWF」というだけで脳に新鮮な酸素を供給してくれる壮絶な出オチ感を放っていますが、WWFでは本当にWWF対応 ソフトウェアを無料で配布しています。インストールすることで、印刷や出力メニューの「PDFとして保存」に「WWFとして保存」(SAVE AS WWF) が加わる仕組み。現在はMac版のみ、Windows 版は ” Coming Soon. “。
WWFとしては実際にWWFで保存して配布・送信することで、「なんだこのフォーマットは?」からWWF のサイトに誘導し、日頃の無駄な印刷の見直しや森林資源の保全、自然保護への意識を高めるきっかけになればよい、とのスタンスのようです。相手をイラッと させたいときにも便利かもしれません。
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