【速度調査：測定方法】
計測場所：東京23区の各主要駅周辺
計測方法：SB版とau版のiPhone2台を一定間隔離して設置
計測条件：すべてのタスク処理を終了させた状態で計測開始
使用アプリ：Speedtest?& YouTube
▲お互いにアンテナの影響を受けないよう、一定間隔を空けてiPhone2台を固定。一人の手によって、同時に両方のアプリを起動させた。■アプリを使った速度計測
▲計測に使用したのは、『Speedtest』。データのアップ＆ダウンロードの速度を計れるほか、ネットのレスポンスを表す「レイテンシー」も計測できる優れもの。各場所3回ずつ計測し、その平均値を算出した。■YouTubeを使った動画再生テスト
▲動画再生の開始、読み込み完了を調べるために、YouTubeにアップされている『ミートアイ for iPad Official demo』をチョイス。これで実作業のレスポンスを計る。注目地区その１
東京の玄関口 千代田区：東京駅（丸の内口前）
東京23区のほぼ中央に位置する千代田区。皇居をはじめとして、国会、首相官邸、最高裁判所など、日本の首都機能の中枢が集まる。その中でも”東京の玄関口”と称される「東京駅」で計測をしてみた。気になる結果はご覧の通り。「下り」「上り」そして「レイテンシー」と「動画再生」「読込完了」のすべてでauがソフトバンクを勝る結果に。各数値が他のエリアと比べて低いのは、建物の中で計測したから。計測条件によって、その数値は大きく変化する良い例といえよう。注目地区その２
東京屈指のメガタウン 新宿区：新宿駅（西口駅前）
23区西部に位置する、副都心新宿区。その中でも、１日の乗降者数が360万人を越え、世界一利用者の多い駅としてギネスにも認定されている「新宿駅」で計測。速度調査は同じ場所で３回ずつ計測し、その平均値を取っているのだが、ここでは３回ともにソフトバンクが脅威の数字を叩き出した。YouTubeの再生開始はauのほうが早かったが、ソフトバンクの通信速度性能によって巻き返しを計り、読み込み完了時間は同タイムに！注目地区その３
東京スカイツリーのお膝元 墨田区：錦糸町駅（南口）
東京都の東部エリアとなる墨田区。東京スカイツリーの完成により、これまで以上に観光客が往来することになるであろう、いま一番話題のスポットだ。計測した「錦糸町駅」構内では、なんとすべての項目でauがソフトバンクを凌駕した。吾妻橋や両国国技館といった観光スポットがひしめく地区なだけに、au版ユーザーとしてはうれしい限りか。注目地区その４
東京最多の人口を誇る 世田谷区：二子玉川駅（東口前）
東京23区の中でも最多の人口88万人を有するのが、世田谷区である。都心からやや離れた15km圏にあるこの地区での計測は上記の通り。ネットを閲覧するときに命ともいえる「下り」速度では、ソフトバンクがその存在感を見せつけた。一方でレスポンスの良さとYouTube再生は、auに分がある形となった。★全23区の調査で分かったこと
一見どのエリアでもまちまちな結果が出ているように見えるが、23区全体で考えた場合、通信速度の中で最も重要視すべき「下り」は23区中19区でソフトバンクが圧勝している。しかし、レイテンシー（＝サーバーにデータを投げかけ、戻ってくるまでのレスポンス）をみてみると、なんと全ての地区でauが勝る結果となった。これは言い換えれば、電波を拾いやすくすぐにアクセスを開始するau版と、一度電波をキャッチしてしまえばHSPA+の高速通信を体感できるソフトバンク版という構図になる。もちろん計測する状況や時間帯によって、数値の変化は起こりえる。しかし今のところは「電波状況が良い場所ならスピードのソフトバンク」「郊外まで広域に渡って電波の拾えるau」という認識でほぼ間違いはない。どちらのキャリアにもメリット・デメリットが存在する。今後、劇的な回線の変化でも無い限り、どちらを選ぶもユーザーしだいといったところだろうか。
なお、最後に上記でピックアップした以外の地区もまとめて、全23区のデータを一挙に公開しよう。自分の生活圏をチェックして、どちらのキャリアが優位か調べてみよう！
■東京23区：速度調査結果一覧
引用元: 【特集】SoftBank×au 東京23区徹底調査！ iPhone最速キャリアはどっちだ!? iPhoneニュース meet i [ミートアイ].
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