ついに来た! ウィキリークスが日本の原発に関する公電を公開!

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原発についてのリークは、日本の原子力発電所のテロ対策はきわめて不充分であること、職員の素性検査をロクにやってないことの2点。その内容なら放射能で首都圏消滅に詳しく書いてあった。そんなことより、日本の大手メディアの朝日新聞がウィキリークスのリーク情報を載せるようになったというのがインパクト大。ウィキリークスが世界の大きな勢力になりつつある。善か悪かはむずかしいところ。

やっぱり話題にならなかったなあ、時期が悪いんだろうな。そんな印象を抱かせたのが、5月初旬にはじまった朝日新聞によるウィキリークス提供の情報、日本発の米外交公電の公開です(下記リンク参照)。
ウィキリークスは昨年から、アメリカの在外公館(大使館)から国務省(アメリカの外務省)あての公電を順次公開しています。おもしろいからまずは引用してみましょう。
「バットマンがプーチン首相。メドベージェフ大統領は相棒ロビンの役割を演じている」ロシア。
「肉のたるんだ老人。脳卒中の結果、精神的にも肉体的にもトラウマを負った」北朝鮮の金正日総書記。
「無能で空っぽ。現代欧州のリーダーとしての影響力なし。連日のパーティー通いで休息も取っていない」イタリアのベルルスコーニ首相。
「官能的なウクライナ人看護師とロマンチックな関係にある。彼女の同行なしでは旅行もできない」リビアのカダフィ大佐。
外交において、各国の指導者の人柄や性癖はきわめて重要な情報となります。当然、それを調査して本国に伝えるのは大使館の役割です。基本的には機密情報ですから、正直でわかりやすい言葉が選ばれる。一見、口汚くもおかしくも思える指導者評は、ある意味でとても理にかなったものだということができます。
でも、公表を前提としていないからこそこうした言葉が語れるので、ひとたび表に出ればタダでは済みません。アメリカと諸国との外交関係に大きな影響を与えることになりました。クリントン国務長官はこれを受けて、すぐさま「これはテロだ」という意味の表明をおこなっています。
誤解の多いところですが、ウィキリークスはハッキング(クラッキング)などの行為をおこなって情報を盗んでいるわけではありません。あくまで、情報は内部にいる人間から「リーク」によってもたらされたものです。ウィキリークスは単に、内部告発を集積し公開する受け皿にすぎない。上記の指導者評をふくむアメリカの外交公電約25万通も、バグダッドのアメリカ軍基地に勤務していた情報担当の下士官がリークしたものだといわれています。
現在、ウィキリークスはこの情報を大手メディアと連携・協調する形で流しています。英ガーディアン、米ニューヨーク・タイムズ、独シュピーゲルなど。各メディアは独自に調査を重ね、ウィキリークスと同時に情報を公開する。信頼のおける大手メディアとの提携は情報の信憑性を高めました。誰もウィキリークス発の情報をガセとは思わない。それゆえ大問題になったわけです。昨年、欧米でウィキリークスが話題になったときには、日本発の公電は公開されていませんでした。だからどこか対岸の火事だったわけですが、5月初旬、ついに朝日新聞が日本発の公電を公開しはじめたわけです。
読むと、いろいろ興味ぶかい事実が明らかになります。
かつて鳩山首相(当時)は普天間基地の沖縄県外への移設を語っていましたが、すったもんだのあげく結局自民党政権時代の辺野古移設にせざるを得なかった。その背景には、防衛官僚と外務官僚による米国政府への働きかけがあったこと。外圧を使ってなんとかしようという官僚の動きがあったわけです。そのほか、米軍のグアム移転費を水増しして日本の負担率を低く装っていること、北方領土問題に関してその解決への方策を疑問視されていることなど、いろいろおもしろいんですが……大して話題にもなってません。
政府も政治家も、この情報に「ノーコメント」を発表。平時なら国会でもメディアでもその追求があってよさそうなもんですが、静かなもんです。しかたないですよね。今、日本はそれどころじゃない。以前ならきっと大きくとりあげられただろうこの情報も、大した話題を呼ばなかった。朝日新聞は一面で扱っていたんですが。
だからなのかなあ、と思います。まるで「もっと話題にしてもらわなきゃ困る!」とでもいうように、ウィキリークスがタイムリーなリークを公開しています。原発関係です。5月7日公開ですから、朝日新聞が情報を出しはじめてすこし経ってからであることがわかります。
ネットメディアの情報を検索しますと、日本の原子力発電所のテロ対策はきわめて不充分であること、職員の素性検査をロクにやってないことが報じられています。反応したメディアもあるってことですが、みんなこの情報の存在に気づかなかった。恥ずかしながら私自身もこれに気づいたのは今日(26日)のこと。Twitterでのリツイートでした。私と同様の人は多かったようで、有志による翻訳がようやくはじまったようです。いずれ大手メディアも取り上げるのではないでしょうか。
朝日新聞のウィキリークス特集ページ
http://www.asahi.com/special/wikileaks/
ウィキリークスによる日本の原発関係の公電公開
http://www.wikileaks.ch/reldate/2011-05-07_0.html
日本の原発、テロ攻撃対策も不十分?ウィキリークスの米外交公電
http://jp.wsj.com/Japan/node_233102

引用元: ついに来た! ウィキリークスが日本の原発に関する公電を公開! – ガジェット通信.

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