スティーヴン・キングが語る「小説家として成功するために知るべきすべてのこと」

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「シャイニング」「ミザリー」といったホラーものから「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」といった非ホラーまで多くの小説を手がけ、また、映像化 された作品も数多い作家のスティーヴン・キング。そのスティーヴン・キングがこれから小説家を目指す人に向けて、成功するために何を知っておかなければな らないかという12のノウハウを伝授してくれています。

これは小説家に限らず物を書く人、そしてクリエイター全般について言える内容となっています。

キングの語る12の「知っておくべきこと」は以下から。

Everything You Need to Know About Writing Successfully: in Ten Minutes – Great Writing Creative Writing Community

1.才能・天分
これは何より致命的なものですが、そもそも才能とは何でしょうか。駆け出し小説家を目指す人は、才能=最終的に成功を収められること(出版すること、お金 を稼ぐこと)と定義するのがよいでしょう。あなたが誰かに小切手をもらって何かを書き、その小切手が銀行で弾かれることなくちゃんと現金に替えられたら、 それはあなたに才能があるのだと私は考えます。

2.きれいに書く
タイプライターを使う(ワープロソフトを使う)こと。その際、行間は1行ずつ空けて下さい。白く大きないい紙を使い、すぐに消せる薄い紙は使わないこと。原稿に何度も加筆するのなら、別の原稿用紙を使うことです。

3.自己批判をする
もしも書き上がった原稿にあまり手を入れる必要がなかったというのなら、それはあなたが怠けた結果です。最初から正しいことができるのは神だけです。マヌケにはならないように。

4.無関係な単語はすべて削る
お金のために文章を書きたいのであれば、要点を突いたものにすることです。文章から不要なゴミをすべて取り除いたあとに何も要点が残らないのであれば、それは破り捨ててもう一度最初から書き直しです。

5.最初の草稿を書き上げるまで参考図書は見ない
物語を書きたいって?それは素晴らしいことです。では、辞書や百科事典、ワールド年鑑などをすべて片付けて下さい。ゴミ箱に放り込むとなお良いです。辞典 から探し出さなけばならない単語は、間違った単語です。この規則に例外はありません。誤字をしてしまったかもしれない?それなら、印をつけておいてひとま ず発音通りに書いておき、あとで修正してください。ブラジル最大の都市がどうしても頭の中でわからないのなら、とりあえずマイアミやクリーブランドと書い ておけばいいのではないですか、確認できるのだから……ただし、あとで。書くために机に向かったら、ひたすら書いて下さい。トイレに行く以外、絶対に延期 できない用事以外は何もしないで下さい。

6.市場を知る
高校の周りを巨大コウモリが飛び回る……なんてお話はバカだけが書くものですが、人々はいつもそういう話をしています。せっかくいい話を書いても、無知な 様式で出しては意味がありません。吹雪の中に短パンとタンクトップで子どもを放り出すことはしないでしょう。サイエンスフィクションが好きならSF雑誌を 読んで下さい。懺悔の話が書きたいのなら、そういう雑誌を読んで下さい。現在の物語として何が正解なのかを知るというだけの事柄ではなく、だんだんと編集 者の好き嫌い、雑誌の傾向が見えてくるはずです。ここで読み取った判断が、次の作品に影響を及ぼし、需要を生むのです。

7.楽しませるために書く
これは真面目な小説を書いてはいけないということではありません。有害な評論家たちが愉快な小説と真剣な考え方は重ならないという考えを植え付けましたが、これにはチャールズ・ディケンズは言うに及ばず、ジェーン・オースティンジョン・スタインベックウィリアム・フォークナーバーナード・マラマッドといった古の小説家たちは驚いたことでしょう。あなた方の持つ、真剣、あるいは真面目なアイデアは常にあなたの作品に役立つに違いありません。

8.頻繁に「いま楽しいか?」と自分自身に問いかける
この問いの答えは常に「イエス」である必要はありません。しかし、いつでも「ノー」になってしまうのであれば、新しい企画を始めるか、新しい職につく時です。

9.「批評」を評価する
作品を10人に見せ、彼らが何というか注意深く聞いて下さい。微笑み、なるほどとしっかり肯いて下さい。次に、何を言われたのか詳しく検討して下さい。評 論家たちがみんな物語の同じ面について言及しているのであれば、そこは変更して下さい。もし作品のクセをあなたが本当に気に入っているのなら構いません が、多くの人がその作品がどこかヘンだと言うのであれば、それはその通りヘンなのです。7?8割が同じところを批判するのなら、私もそこを変更することを おすすめします。しかし、みんなが(あるいは大部分の人間が)別々のところを批判しているのであれば、それは安全に無視できるということです。

10.提出の規則はすべて守ること
返信用切手と返信用封筒、これがすべてです。

11.代理人のことは忘れる
代理人はクライアントから10%の手数料を取ります。しかしゼロの10%はゼロです。代理人には賃金を払わなければいけませんが、駆け出しの小説家に代理 人は何の貢献もしないし、必要性もありません。あなた自身で、いやというほど宣伝して回って下さい。小説を書き上げたのなら、出版社へと問い合わせの手紙 を一通一通送り、サンプルを送ったり写しを送ったりして下さい。そして、スティーヴン・キングが個人的に苦い経験をして得た、作家と代理人の最初のルール を忘れないで下さい。「誰かに盗まれるようなものを書くまで代理人は必要じゃない。沢山書いたころには、いい代理人が選り取り見取りになる」

12.If it’s bad, kill it
安楽死は法律違反ですが、フィクションでの話ならそれが法です。

高校生のころに風刺新聞を作ったのがきっかけで文章を書くようになったキングが、その小説家経験において体感したことが反映されている気がします。

スティーヴン・キングが語る「小説家として成功するために知るべきすべてのこと」 – GIGAZINE.

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